赤木工房一門と漆の仲間たち展を終えて

赤木工房一門と漆の仲間たち
赤木工房一門と漆の仲間たち

12月11日~16日会期が無事終了いたしました。

たくさんの方々に見て頂き、またご購入してくださった皆様ありがとうございました。

阪急百貨店、赤木工房の方々にも大変お世話になりました。

有意義な時間を、本当にありがとうございました。

 

このような立派な会場での展示の機会を頂き、まさに挑戦でした。私にまでこのような機会を下さった赤木さんの冒険心に感謝いたします。

 

いつも事あるごとに馬車馬のごとく頑張るよーと言いつつそうでもなかった自分が今回は体力の限界までやった感があります。本当は出す予定だった新作の椀を出せず力不足も痛いほど感じました。

作ることへの葛藤など、結論なんか出ないんだけど良い経験だった事は間違いないです。

 

他の出展者の作品や7000個の時代椀、会場では漆塗りの実演も常時やっていて漆くさいやら熱気やらでムンムンでした。このショックな感覚を忘れないようにしなくては。

 

 

 今回の展示で自分の一番の特徴は、ブローチ全て一点物で約30個。

箸置きから発展してブローチは前からたまーに作っていましたが、木地から全て好き勝手したのは初めてでした。

食器とは違う自由さに作っていて本当に楽しかったです!派手でもうるさくないって最高です。

 

漆は生産の大変さから、神聖な樹液という扱いをされる事が多いように思いますが、もっと俗世間にまみれた姿といいますか、単純に「かわいい~!」って思うパワーは生き生きとしていて好きです。

(まあ、箸も椀もそういう思いで作るのですが、少し抑え気味にしているのです。)

でもさすが漆。そうやって作ってもどこか渋い。

今回は全てブローチでしたが、帯留のリクエストも多数頂きました。

 


私が大阪に滞在したのは10~13日でしたが、たくさんの漆の友人たちにも会えて本当に楽しいひと時でした。輪島まだら(おめでたい時の歌)をこんなに連日聴いたのは輪島に住んでた時もなかったような。

あと、大阪って本当においしい物たくさんなんですね。

酔ってて5分の2くらい記憶がないのがかなりくやまれる。次行く時はもっといろいろ食べたいな。

 

 

さて、これで私の今年の展示はおしまいです。

今年得た経験を糧に来年も製作に励みます。

 

ありがとうございました。