使い易くて丈夫で、

信頼できる素材で、

安心して使えるのは当たり前

 

かわいい〜縄文時代の生きる力強さにつながる漆にも憧れます。

 

 

 

 

2015.3.26

WEBマガジン「greenz.jp」

 

わかりやすく紹介していただきました。

どんな工房か気になる方は是非ご覧ください

 大事にしたいのは、“お兄さんが山で採ってきた”というストーリー。~漆器工房「うるし劇場」

 

 

加藤那美子  プロフィール
 
1981                埼玉県生まれ

2000               埼玉県立伊奈学園総合高校卒業
                            石川県輪島市に移住
2002      石川県立輪島漆芸技術研修所
          特別研修過程専修科卒業
2004      長女誕生
2005~2009 有限会社ぬりもの 工房スタッフ  
2009             埼玉県に帰郷
                            輪島の漆下地塗り業を続ける傍らオリジナルの器と箸製作開始
 
2011       平屋を工房にする。 
                              (いつの間にかオリジナルのみ製作に。)
2014    髙島屋NIPPONものがたりの漆の「なでしこ職人」に選ばれる。
2015       南青山Encounter Madu Aoyama にて初個展
2013 

ちなみに実家は漆と無縁のサラリーマン家庭。
 
中学生の頃からハイロウズ→クロマニヨンズのファン。最近「甲本ヒロトさんに箸を送ろう、甲本さんに見せても恥じない箸を作ろう…もしも使ったら『これ今後も使いてぇ』という衝撃を与えるくらいな箸を作る。」と思い、気持ちが改めて引き締まった。2016夏

●材料

よくわからないものは使いたくない。

単純な素材でつくっています。

 

漆、木、砥の粉(珪藻土)、米糊

布(麻・木綿)

 

茶色は漆そのものの色。

黒は鉄に触れると黒くなる漆の性質を利用しています。

赤は弁柄(酸化第2鉄)の粉と漆を混ぜたもの。

 

 

 

お箸は100%日本産漆です。

お椀は日本産漆と中国産漆を併用しています。

 

溶剤は不使用です。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

日本産漆は岩手県浄法寺産をメインに使っています。

 

 日本の漆も使わないと廃れていしまうという思いから、私が使う量は微々たるものですが、なるべく日本産を使うようにしてきました。

 

中国産漆は信頼のおける漆屋さんの確かな物を使います。

質・使用感共に全く不満なし。おかしな添加物なども入っていません。

確かな漆屋さんで買う、安定した良質な中国産漆です。

 

全体的みるとお椀に使用する6割は日本産漆です。

 

 

 

 

 

2016年現在、文化財の修復に日本産漆を使う事が義務付けられ、急激に日本産漆の需要が増えました。

結果、近い将来日本産漆の入手が困難になると予測されます。

 

2012年は中国産漆は日本産の約10分の1の価格でした。中国産が値上がりし2016年の今は日本産の4〜3分の1。そしてまた今後は日本産漆の値段が上がるのかなぁ、と見ています。

 

値段のことだけでなく、確実に日本産漆の入手が困難になることを考えると、今後日本産漆の使用量を増やすのは難しいと考えます。

今まではお椀に使用する漆は日本産の比率をあげようと努力して参りました。

今後は下地は中国産漆、上塗りは日本産漆と切り替えていこうかと思っております。

 

木地

工程の多い漆器作りは分業で発達してきました。

木地は形や素材ごとにそれぞれ専門の木地師さんに作ってもらいます。

 

木地の形や材料は注文主の私が決めます。

箸・・・能登ヒバ

輪島の箸屋さんから無塗装の木地を仕入れています。

塗った後にこちらで天を切って長さを調整します。

箸木地は柱にならない建築端材を使うとききますが、実は柱になる木の中心部分を箸にすると反ってしまうので、あえて端の方を使うそうです。

 

 

椀・・・ケヤキ 国産

挽き物師(椀木地屋)さんが一個一個手で刃物をあてて削った物を仕入れています。形はこちらで決めて、立体にするうえで木地師さんの微調整が入ります。

 

 

 漆業者は分業制が進んでいて、木地は形によりそれぞれ専門職にわかれます。

轆轤で回転させ削る→椀木地屋さん 椀、まる重、皿 など

薄い材料を曲げて作る→曲物屋さん 弁当箱 

刃物でくり出して削る→朴木屋さん

板を削り組み合わせる→指物屋さん

それぞれの職人さんの得意分野があります。

 

 

 

挽き物師=椀木地師
挽き物師=椀木地師
お弁当箱は曲もの師さん。 輪島の曲げ物師さんは能登ヒバを使います。
お弁当箱は曲もの師さん。 輪島の曲げ物師さんは能登ヒバを使います。